起業家に伝えたい大切なこと

起業家に伝えたいエジソンの名言

起業家バンク事務局

2023.04.03

多くの起業家は、誰もが成し遂げたいことや目標を掲げ、期待に胸を膨らませていることでしょう。

しかし、事業を進めていくと「こんなはずじゃなかった」、「予定通りにいかない」など、事業がうまくいかない場面に必ず遭遇します。そんなときには、偉業を成し遂げてきた先人の言葉を頼りにしてはいかがでしょうか?

今回は、発明家であるトーマス・エジソンの名言をご紹介します。行き詰まったあなたが現状から抜け出すヒントが見つかるかもしれません。

エジソンってどんな人?

トーマス・エジソンは、白熱電球の実用化に成功したアメリカの偉大な発明家です。
それ以外にも、蓄音機やキネトスコープなど、生涯で1000を超える発明を成功させました。今では「発明王」と呼ばれ尊敬されているエジソンも、すべてが順風満帆だったわけではありません。

小学校を中退

「発明王」と聞くと、きっと世界的に有名な大学院などを出ていたのでは?と思うかもしれませんが、実はエジソンは小学校を中退しています。意外ですよね!

中退理由は、学校教育に馴染めなかったためと言われています。幼少期から、エジソンの興味関心は学校教育の範囲とは違うところにあったのかもしれません。中退後は独学で勉強し、化学などに興味を持つようになったそうです。

12歳で聴覚障害を発症

エジソンは後天的な聴覚障害者でした。12歳のときから少しずつ音が聞こえなくなり、成人するころにはほとんど聞こえなかったといいます。

しかし、彼は難聴であることをポジティブに捉えていたようです。後に、「蓄音機を発明できたのは、自分が難聴だったからだ」とも語っています。

元部下の発明に敗北

エジソンが白熱電球を実用化しても、1つ問題が残りました。当時、一般家庭には電気が通っておらず、白熱電球を使う術がなかったのです。

そこでエジソンは直流電流を使用した電線を発明します。しかし、元部下が更にコストが低くて扱いやすい交流電流を発明し、多くの企業が交流電流を採用しました。ちなみに、今でも送電の主流は交流電流となっています。

起業家が心に留めるべきエジソンの名言5選

多くの壁にぶつかり、それを乗り越えてきたエジソンの言葉こそ、今つまずいている起業家の背中を後押ししてくれるに違いありません。

エジソンの名言といえば、「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」が有名ですね。この言葉に励まされた人も多いのではないでしょうか。ほかにも数多くの名言を遺したエジソン。そのなかから、今回は5つの名言を紹介します。

名言① 私は失敗したことはない。私はただ、「1万通りのうまくいかない方法」を見つけただけだ。

白熱電球を実用化させるまでに、多くの時間と労力を費やしたエジソン。成功するまでに、数えきれないほど心が折れる瞬間があったと想像できます。しかし、エジソンはそれを「うまくいかない方法」と前向きに考えていたようです。

失敗や挫折を繰り返すと、どうしてもネガティブになりがちです。これは起業でも同じではないでしょうか。失敗を失敗と捉えず、「うまくいく方法を絞り込むために必要なもの」と考えれば、経験してよかったと思えるようになるでしょう。

1万通りもうまくいかない方法を見つけられたら、それ以外の「うまくいく方法」は簡単に見つけられるような気がしますね。

名言② 私たちの最大の弱点はあきらめることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。

エジソンは努力の人ともいわれるほど、発明の成功に向けて実験を繰り返してきました。この言葉を見ると、エジソンは決してあきらめることをしなかったようです。

起業して新しいビジネスにチャレンジしても、すぐに目に見える成果があらわれるとは限りません。同じように、成功にどれくらい近づいているのかも私たちにはわからないのです。

もしかしたら、今あなたは成功する一歩手前まで迫っているのかもしれません。すぐにあきらめない忍耐強さは、発明にも起業にも大事なことですね。

名言③ 私は世界が求めているものを見つけだす。それから、それを発明するのに前進するのだ。

エジソンは発明家であると同時に、優れた商才を持っていたことでも知られています。彼にとって発明とは、ただ好奇心のままに進めるものではなく、世間が必要とするもの=売れるものを生み出すことだったようですね。

実は、この考え方は現代のマーケティングに通じています。顧客が今必要としているものを知るために、市場調査やアンケート調査を実施しますよね。エジソンがマーケティングという概念を知っていたかは分かりませんが、ユーザーを常に意識していたことがこの言葉から分かります。

事業が拡大して仕事に追われだすと、顧客の視点を置き去りにしてしまいがちです。「商品やサービスが売れなくなってきたな……」と感じたら、その商品やサービスが本当に顧客から求められているものなのかどうか振り返ってみるといいでしょう。

名言④ もっとうまくやる方法がある。それを探し出せ!

もし今あなたが現状に満足しているなら、エジソンのこの言葉を思い出してください。現代生活を支える技術を発明したエジソンでさえも、常に改善の余地を探していました。発明も起業も、ゴールがないという点では同じなのかもしれません。

事業を拡大するために、資金を投入したり広告をうったりするけれど、どれも今ひとつ反応がない……ということもあるでしょう。そんなとき、「今も決して悪くはないし、新しいことをしなくても今のままでいいか」と現状維持の言い訳を探していませんか?

世の中の変化が加速する今だからこそ、新しい市場や顧客を開拓できる可能性は多くあります。そのチャンスを逃さないように、常にアンテナをはりめぐらせることが大切です。

名言⑤ 権威ある本であっても、すべては人がつくったものだ。

今はSNSで発信する起業家も増えていますね。他者の成功する姿が簡単に見られるようになり、「あの人の事業は順調でうらやましい」、「あの人は成功しているのに、なぜ自分はうまくいかないんだろう」と自分と比べて落ち込む人もいます。

エジソンも、実験のために他者の書いた本を参照することもあったでしょう。その過程で、他人の優れた論文や華々しい功績を目にしたかもしれません。しかし、エジソンはそれを手の届かないものとは思わずに、同じ人間が作ったものだと考えたのです

年商1億円達成、海外進出といった言葉だけを見ると雲の上の話のように感じます。しかし、「自分と同じ人間が到達した結果」として見ると、自分にもできそうだと思えてきませんか?
あなたが立ち止まらない限り、その到達点にたどりつく扉は開かれています。

まとめ

輝かしい経歴を持ち、成功者として知られているエジソンでさえも、数々の失敗や挫折を経験しています。その失敗や挫折を経て、偉大な発明家になったともいえるでしょう。

この記事を読んでいるあなたは今、「うまくいかない」と感じているかもしれませんが、将来の成功へのステップだと前向きにとらえてみてはいかがでしょうか?

気持ちが落ち込んだり、思うようにいかずにイライラしたりしたときには、今回ご紹介したエジソンの名言を思い出してみてください。
世界の発明王の言葉に、きっとモチベーションをもらえるはずです!

今回はここまで。
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